【中学生・高校生】塾・予備校を選ぶ時の5つの注意点【プロが教える塾の選び方】

「塾に通っているのに
子供の成績が上がらない」
悩んでいるなら
ぜひ続きを読んでください。

中学生〜高校生が通う塾・予備校は大きく分けて、
「受験で戦える戦士を育成する為の場所(進学塾)」

「バカな親と子供を食い物にしている塾」の2種類があります。

今回お話するのは後者の「バカな親と子供を食い物にしている塾」です。あえてきつい言い方をしていますが「バカな」というより実際は「無知な」が正しいかもしれません。

こうした学習塾がなぜ問題かと言うと、日本にある学習塾のほとんどがこのパターンに陥っているからです。一部の進学塾や大手学習塾の上位進学クラス以外はすべてこの問題を抱えています。そしてこの問題を抱える塾に通っても成績は絶対に上がりません。

私は浪人生時代〜大学在学時代〜フリーター時代と多くの学習塾に生徒として通い、講師として働いてきました。ほぼすべての学習塾が「バカな親と子供を食い物にしている塾」でした。
私の経験から、このタイプの学習塾には以下のような特徴があることが多いです。

目次

それぞれについて一つ一つ説明していきます。

生徒と講師が友達関係

これは全体的にあまり頭の良くない子が多い学習塾によくあるパターンです。塾側が生徒にとって居心地の良い環境を目指して生徒と仲良くなった結果、講師としての威厳を失い生徒をコントロールできなくなっています。また塾はビジネスですので生徒にやめて欲しくありません。塾側が生徒数の獲得・維持の為に生徒の要望を可能な限り聞いてしまい歯止めが効かなくなっている場合もあります。また、生徒側がだんだんとずる賢くなっており、塾側が自分達の要望を断れないと知った上で非常識な事を要求している事もあります。

私が以前勤めていた学習塾では授業中に生徒がガム、アメを食べ出すのは当たり前、中にはポテトチップスの袋を開けだす子もいました。本来講師はそれを厳しく叱り、止めなければならないのですが、当時の上司は「ダメだよ〜」とヘラヘラしながら生徒からガムをもらっている有様でした。こんな状況ではまともな授業が行えるはずもなく、この塾は個別指導だったのですが、すこし離れた位置にいる自分とは別の講師が担当している友達と大声でおしゃべりはするなど教室は混沌としていました。今でもその学習塾はありますが、「個別指導で進学塾」などと謳っていて、呆れてしまいます。

生徒の理解度を無視した、カリキュラム優先主義

これは集団授業の形態を採用している学習塾によくあるパターンです。どの塾にもカリキュラムは存在します。生徒側にもそのカリキュラムに合わせて理解していく努力をする必要はあると思うのですが、どうしてもなかなか理解できない単元は出てしまいます。これに対しついてこられないのは生徒の勉強不足と言って、塾側のカリキュラムを計画の通りそのまま押し進める学習塾が多く存在します。

例えば10人の生徒の内、Aという単元を完璧に理解できたのが6人だとします。こういった塾では過半数が理解できているのでこの状況を良しとしてそのまま先へ進めてしまいます。残った4人は理解できていない単元を放置したまま次の単元へ行く事になります。本来自力のみでの学習が苦手だから塾に通っている訳で、こういった子が理解できていない単元+今進んでいる単元を同時に勉強するのは厳しいものです。

私が勤めていた学習塾ではこれを個別指導にもかかわらず行っていました。その塾は授業ごとに担当講師が変わる塾でしたが、中3の夏の段階でbe動詞と一般動詞の区別がつかない生徒や疑問文が作れない生徒を担当する事が何度かありました。入って日の浅い生徒かと思いましたが、聞くと数ヶ月経っていて他の講師は一体何を教えていたんだと呆れました。この子達は動詞の区別や疑問文は分かっていませんでしたが、中3の範囲である関係代名詞「who/which/that」だけはなぜか知っていて、他の講師が彼らの理解度を無視して塾のカリキュラム通りにしか授業をしていない事を物語っていました。

出来の悪い子の底上げではなく、優秀な子をさらに伸ばす事で塾全体の結果を稼ごうとしている

これは集団・個別授業と塾の形態に問わず非常に多いです。私の経験では日本のほとんどの大手学習塾はこれに当てはまります。

塾はビジネスですので集客力を高める必要があります。そのためには合格率や合格校のレベルなど実績を上げることは非常に重要と言えます。私はここに文句を言うつもりはありません。当たり前のことだと思います。

問題はこの実績の上げ方にあります。例えば偏差値60後半が1人、60前半が2人、50台後半が3人、50台前半が4人いれば、60後半の子を維持または70台に、60前半を60台後半に、50台後半を60台前〜後半に、50台前半を60台にと、全体的に偏差値60以上を目安に引き上げていくのが理想です。ですが実際には偏差値60台の3人のようなすでに優秀な生徒に焦点を絞り、彼らが最上位校へ確実に受かるように万全の体制を整えるべく授業や補習などで手取り足取り教えて、他の子は授業だけのそれなりの対応という塾が多いです。

理想通りに全員が成績を上げることができれば良いですが、実際にはそうもいかないので、ならばもとより可能性の高い子に集中して実績を稼ごうという狙いです。偏差値60前半の「まぁ頭の良い学校」に何人か受かるよりも例えば一人でも偏差値60後半から70近くで県トップクラスの「超頭の良い学校」に受かる方が実績としてパンチが効いているのでこの方式を採る塾は非常に多いです。

また、私立高校・私立大学は何校でも受けられるので、1人の生徒が偏差値60台後半の学校を複数合格すればそれを全部合格実績として公表できます。なかには受験費を塾が負担して受けさせるところもあると聞きます。

生徒の学力に応じてクラスが異なる学習塾はほぼ確実にこのタイプと考えて良いです。上のクラスには指導実績のある優秀な講師があてがわれ、下のクラスは指導実績のない若い先生やヘタをすれば大学生のアルバイト講師が担当することが多いです。

また、偏差値60以下の中学生は学力以前に「手紙を回す」「消しゴムのかすを投げて遊ぶ」「私語が止まらない」など授業に集中できていないレベルであることが多いのですが、生徒のレベルに応じてクラスを分けるということはこのような子供たちが1つの教室に集まるということです。講師の質以前に教室が勉強できる環境ではありません。ちなみに私のかつての上司はこの教室をみて「まるで動物園だな」と酷評しました。そしてそれは高校生も同じです。

個別授業を謳っているが実際には一対一ではない

最近では個別指導を謳う学習塾がとても増えました。西原塾でも個別指導を採用しており、生徒一人一人にきめの細かい授業ができる良い授業方法だと思っております。ですが本来個別指導というのはビジネスとして利益を出しにくいスタイルになります。多くの個別指導を謳っている学習塾では「生徒への授業自体は一対一だが、その授業自体が他の生徒と同時進行で行われている」ことがほとんどです。できるだけ個別指導に近づけつつ、集団授業のように複数人を同時に教えることで利益を出そうという目的ですね。

私が以前勤めていた学習塾では、最大3人の生徒を同時に教えていました。

  1. A君、B君、C君に対して同時に授業を開始
  2. まず最初にA君にその日にやる単元を説明して練習問題を解かせる。
  3. A君が問題を解いている間にB君へ移りその日にやる単元を説明して問題を解かせる。
  4. そしてB君が問題を解いている間にC君へ行きその日の単元の説明をして問題を解かせる。
  5. その頃にはA君は問題が終わっていたり、どこかでつまづいているのでA君に戻り説明をする。
  6. 次にB君へ移り説明をする。
  7. 後はこれをそれぞれの生徒を確認しつつ繰り返す。

これが「個別指導」を謳っている学習塾の実態です。この塾は1回60分の授業でしたがこれでは講師が生徒と接するのは実質1/3の20分程度です。生徒に教える時は一対一なので個別指導というのは嘘ではないのかもしれませんが、多くの親御さんや子供達が考える「個別指導」とはかけ離れていると思います。また、こんな生徒から生徒へ八艘飛びするような授業形態では、たとえ説明は一対一でも一人に十分な時間を費やせず生徒がしっかり理解するまで詳しく説明することは難しいです。

私は過去に3社の個別指導塾にお世話になりましたが、3社ともこのタイプでした。他にも数社で採用面接を受けた際にこのタイプを採用していると話を聞きましたので大半の個別指導塾はこの授業形態を採用していると思われます。

授業内容は問題ないが、生徒の成績をあげる意識がない

これは2つ目と3つ目の

  • 「生徒の理解度を無視した、カリキュラム優先主義」
  • 「出来の悪い子の底上げではなく、優秀な子をさらに伸ばす事で塾全体の結果を稼ごうとしている」

両方に通ずる部分があります。
学習塾の中には生徒を獲得するまでの仕事は素晴らしいのにもかかわらず、入塾後に生徒たちに向けた成績向上のための努力をしない塾が存在します。授業は問題なく、その時の指導も良いのですが、授業が終われば我関せず。ついてこれていない生徒がいても放置するという「来るもの拒まず去る者追わず」スタイルの学習塾です。すでに実績として十分な上位校へ合格する事が有望視されている生徒がいる場合は、「出来の悪い子の底上げではなく、優秀な子をさらに伸ばす事で塾全体の結果を稼ごうとしている」タイプに移りやはり他の生徒への対応がおざなりになることがあります。

すでに述べたようにこのタイプの塾は授業も指導方法も良いのですが、与えたら与えっぱなしでただ淡々と塾のカリキュラムを進めるだけです。自力学習の習慣がある子は塾側がでしゃばらないので合うかもしれませんが、その習慣がない子や基礎学力が無い子は通っていても成績向上は望めません。

なぜ「バカな親と子供を食い物にしている」と言えるのか

今まで上で書いてきたようなことを、実は進学塾に通うような子供達やその親は知っているからです。彼らから見れば上のような塾に通う子供達やその親はバカです。ただ毎月の授業料をドブに捨てているとしか思えません。

もちろんこういうことは学校も当然塾も教えてくれませんので知らないのは仕方ないと思います。がやはり知っている人がいる以上「無知は罪」と言えます。

私は子供達や親が無知をいいことに彼らを食い物にしている多くの学習塾で働いてきました。自分の思う「教育」ができずなんども歯がゆい思いをしました。本来学習塾こそそういった無知を正し、導いてあげるべきだと考えています。その場所として「西原塾」を開きました。

西原塾では

西原塾では上記の問題点を塾長の経験に基づき以下のように解決しています。

生徒と講師が友達関係

西原塾ではバイト講師は雇わず、全生徒を塾長本人が指導します。そのため講師による生徒への対応、生徒との関係に差が生まれる事なくすべての生徒と常に適切な関係を築く事ができます。

西原塾では昭和の体育会系のような過度の指導はしません。授業中は飲食自由ですし、トイレは当然いつ行っても構いません。この生徒のように1日授業がある生徒はお昼ご飯や晩御飯を食べながら授業している生徒もいます。こんなゆるい雰囲気で授業しています。

ですが西原塾の生徒は手紙を回したり、消しゴムで遊んだり、私語で授業を妨害することはありません。授業が始まれば肩の力を抜いて気楽にしてはいますが、課題には集中して向き合っています。こんなゆるい一見無秩序にも見える授業ですが、生徒は着実に成績を上げています。

生徒の理解度を無視したカリキュラム優先主義

まず西原塾の授業は勉強ができない子向けを前提としています。なので西原塾オリジナルテキストはそんな子供たちでも簡単に理解できるように噛み砕いて分かりやすく作られています。

生徒が授業についていけているのかも毎授業に行う確認テストで細かく把握しています。確認テストで点数が低ければ最大1時間程度残ってもらい、分からないところを説明しながら補習をすることもあります。

西原塾は生徒を置きざりにして授業をすすめることは絶対にありません。物事を理解するのが遅い子、覚えの悪い子ももちろんいます。それで子供を否定するつもりはありません。個性の一つです。西原塾はそういう子にも丁寧にゆっくり説明するためにマンツーマンの個別授業を採用しています。

出来の悪い子の底上げではなく、優秀な子をさらに伸ばす事で塾全体の結果を稼ごうとしている

西原塾は生徒数の少ない塾です。大手の塾のようにバカな子を切り捨てて優秀な生徒だけを育てるという方法は使えません。最もこの方法は私が嫌うやり口なのでお金を積まれて絶対にしませんが。

生徒数が少ないからこそ、生徒ひとりひとりやそのご家庭と密接に関わります。だから私は生徒ひとりひとりとの出会いを一期一会と考えています。折角大手のネームバリューのある有名な塾ではなく、無名の個人塾を選んでくれたのです。私を信頼してくださったことに感謝し、誠心誠意生徒の成績向上に私が持つ力すべてを懸けることが私が通すべき義理であると考えています。

また、私は「頭が良い=偏差値が高い」とは全く考えていません。「頭が良い=考える力(思考力)がある」と考えています。ですので正直言えばたとえ偏差値が70あっても西原塾ではまだまだ発達途中なのです。私も生徒もそこで満足してはいません。偏差値はわかりやすいものさしですが、あくまで頭の良さの1側面です。

また私は生徒たちにただ偏差値が高い一般に「頭が良い」とされている高校、大学へ入学してほしいわけではありません。この生徒のように、生徒によっては偏差値とは違う理由で高校を選ぶ子もいるでしょう。それでいいのです。

私が西原塾から生み出したいのは「自分で考え選択し行動できる自立性」を持った子供達です。

もちろん学習塾は受験ビジネスですので、良い学校へ合格すれば宣伝材料にします。でもそれを生徒たちに強制することはありません。ましてやそのための授業なんてしません。

私は西原塾の生徒全員に「自分で考え選択し行動できる自立性」を持ってもらい、そして自分で必要だと判断した分だけ英語力を上げて欲しいと思っています。

個別授業を謳っているが実際には一対一ではない

西原塾はマンツーマンの個別授業です。学習塾の個別授業よりも生徒ひとりひとりに細かく指導しています。生徒ひとりひとりに合った勉強法や暗記法など、普段の授業で生徒を見て観察し、画一的な指導ではなく生徒ひとりひとりに適した方法を教えています。

また、勉強法だけではなく、受験指導も生徒ひとりひとり細かく行っています。塾長が生徒の今の成績や生徒・親の志望する学校のレベルを考慮して「いつまでにどれくらい成績が上がれば良いのか」など数字を具体的に提示し指導します。

【2016/04/24更新】
私1人に対して生徒1人のみで、マンツーマン授業をする、『完全個別授業』が復活しました。
詳しくはこちらをご覧ください。

授業内容に問題ないが、生徒の成績をあげる意識がない

私は入試で戦える学力だけではなく、生徒達に「考える力のある子」「思考力のある子」そして「自分で考え選択し行動できる自立性を持った子」になって欲しいと願っています。そのためには努力を惜しみません。西原塾ではそれを受験勉強を通じて目指しています。

ただ知識を詰め込んで合格…ではなくその知識をどう使うのか、なぜ使うのかまでしっかり考えられる人に育て上げます。目先の偏差値を狙った受験テクニックの指導はしませんが、西原塾の指導では思考力とともに偏差値もしっかりついてきます。偏差値も上げられるようカリキュラムは組んでいますのでご安心ください。「入試のお勉強」だけはできるけど自分では意見を持てず周りに流されるだけという頭でっかちな子を作るつもりはありません。

また、西原塾は個人塾ですので大手学習塾のようにネームバリューはありません。

つまり、黙って待っていては生徒は集まらない。生徒やご家庭の要望に答えて生徒の成績を確実に上げなければ生徒が集まらず、廃業せざるを得ないということです。

待っていても生徒が入ってくる大手学習塾とは根本的に立場が違います。西原塾はその存亡が生徒の成績向上にかかっています。だから西原塾のカリキュラムや指導はすべて、『今教えている間の前の生徒がどうすれば成績を上げられるのか』ただ一点だけに焦点を合わせています。

塾選びのご相談やご質問はこちらまで

【お問い合わせ】
お電話:080-5456-2520
Eメール:nishiharajuku@gmail.com

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