【生徒の声】楽しく英文構造を理解することができ、英文が入塾した時と比べて読めるようになりとても良かったです
みなさんこんにちは!
今日は2015年10月から2016年8月まで西原塾の小中高・完全マンツーマン授業コースに参加してくれた越谷市新栄中学校3年のI.Iさんとお母様に西原塾の授業についてアンケートを頂きましたのでご紹介します。
偏差値50から60に10も成長した生徒です。
西原塾の授業を受けた生徒のリアルな声が聞けますよ。
成長記録はこちらをご覧ください。
西原塾での約11ヶ月間の勉強を終えたI.Iさんのアンケート
スマートフォンを横向きにすると見やすくなります。
それでは見ていきましょう!
- 質問1:西原塾をどこで知りましたか?
- インターネット検索
- 質問2:他の学習塾と比べた場合、西原塾の料金はどの程度高いと感じますか?または安いと感じますか?
- 多少安い
- 質問3:他の学習塾の提供する授業・進路指導と比べた場合、西原塾の質はどの程度優れていると感じますか?または劣っていると感じますか?
- 極めて優れている
- 質問4:何が決め手となって西原塾を利用しましたか?
- 英語の長文問題を得意にする授業だと聞いたこと。
- 質問5:西原塾へ来る前はどんなことに悩んでいましたか?
- 英語の成績が上がらないこと。
- 質問6:西原塾の授業、進路指導はいかがでしたか?
- 授業は、楽しく英文構造を理解することができ、英文が入塾した時と比べて読めるようになりとても良かったです。進路指導では、大人になってじゃら必要なことを指導してくれたのでとても良いです。
- 質問7:最後に、塾長:西原陽介へ一言お願いいたします。
- 分かりやすく、品詞分解の仕方を教えてくださりありがとうございました。考える力をつけることの大切さがよく分かりました。教えてくださったことを生かして高校受験を頑張りたいです。
西原塾塾長:西原陽介からのコメント
I.Iさん、アンケートありがとう!
I.Iさんは私が西原塾を開いてすぐに入ってくれた生徒さんです。また、初めてインターネット検索を見てうちに入ってくれた生徒さんでもあります。
入塾したときは中学2年生で、品詞、五文型など英文を読む基本的な文法を全く知りませんでした。
学校の定期テストでは、その時の範囲になっている教科書とワークを解いて、ほぼ丸暗記の状態で試験を受けていました。点数は50~70点台をうろちょろしているレベルでした。
入塾後は英文を分解しながら読む品詞分解という方法を教え、文法を品詞、五文型、to不定詞、分詞、接続詞・関係詞と順調に進みました。
暗記力が高く、どんどん教えた内容を覚えていく反面、どうも構造を理解して覚えているのではなく、文法を丸暗記しているような感じがして少し不安ではありました。
文法が終わると、続いて「音読パッケージ」に入りました。to不定詞や接続詞・関係詞など勉強した文法がすべて使われる総まとめと言える決して簡単ではない文章ですが、しっかりと基本的な英文法を覚えていたおかげでスラスラと英文が読めるようになっていました。つまづいた文章も、じっくり考えれば自力で正しく品詞分解できるまでに英語力は上がっていました。
音読パッケージを終えたあとは、簡単な洋書を読んでもらいました。最初は日本語がなく、英語しか書かれていないことに心理的な抵抗があったようで手こずっていましたが、段々と慣れてきて、最終的には5冊の洋書を読み切りました。
その次は、北辰テストの過去問を解き直しました。今まで速く読むという訓練をしてこなかったので時間内にはなかなか解き終わりませんでしたが、大門2, 3, 4の長文問題を自力で読み切り、しかも満点を取っていました。音読パッケージに加え、簡単とは言え5冊もの洋書を読んでいるI.Iさんには北辰テストの長文問題は決して高い壁ではなくなっていました。本人も「内容がちゃんと分かる!」と喜んでいました。私のその姿を見て嬉しく思いました。
しかし、ここからが大変でした。中学3年生になって北辰テストが始まると、第1回で偏差値51、第2回で49とあまり良くない結果が続いてしまいました。
2回とも、授業内で解き直すと自力で読めて、ちゃんと満点が取れています。つまり、【時間内に終わっていないだけ】なのです。
ではなぜ時間内に終わらないのか、I.Iさんが試験を説いている姿を観察し、本人と話し合ってみて原因が判明。
英語の正しい読み方は左→右の一方通行です。だけれどもI.Iさんは左→右で呼んだ後に、右→左と逆からもう一度読んでいました。なぜこの読み方をしているのか聞いたところ、「学校で英語は右から読んだほうが和訳しやすいと習ったから」とのことでした。
確かに英語と日本語は文構造的に違うので、後ろから訳した方が読みやすいことが多いです。多くの学校や塾でも後ろから読むよう教えています。しかし、それでは左→右、右→左と2回読むことになり、単純計算で2倍の時間がかかります。私を含めて、英語をそれなりのスピード以上で速く読む人に、左→右と右→左の両方から読んでいる人は見たことがありません。
その上、入塾前に使っていた【単語訳からその文の和訳を大まかに想像してから読む】という誤った方法が抜けていませんでした。つまり、推測読み→「左→右」→「右→左」と1文を3回読んでいたわけです。単純計算で3倍の時間がかかっているわけですから、そりゃ時間がかかりすぎて試験時間内に終わるはずがありません。
これで読むスピードが遅い原因が分かりました。あとは左→右の一方通行で内容を読み取るよう意識しながら英文を読んでいくだけです。
そして中3の夏休みに夏期講習として集中的に長文を読む訓練をしました。まず北辰テストや公立高校の過去問を解き、終わったら全文を自分で品詞分解してもらい、それを私が確認していくという訓練です。
やはり量をこなすというのは勉強において最も効率的です。みるみるうちに点数が上がっていきました。
北辰テストでは、たまに長文問題である大門2, 3, 4で正解率が90%を超える時もあり、最高偏差値は68にも達しました。
しかし夏休み中に新たな問題点が明らかになりました。I.Iさんは英文を品詞分解するときに、覚えている知識にばかり頼っていて、その場で読んでいる英文を分析していないという点です。
例えば、「study」という単語は普通、動詞で覚えますが、実は名詞の用法もあります。I.Iさんは「It is a study of the Japanese economy」という文章があればこれを「それは日本の経済を勉強している」と訳していました。
この「勉強している」という部分が動詞のstudyの訳なのですが、この文ではstudyは動詞ではなく名詞として使われています。名詞の前にしか置かれない冠詞「a」があるのでちゃんと分析しながら読んでいれば、【studyに名詞の用法があると知らなくても】今回は名詞として使われていると気づけるはずです。ちなみに正解の訳は「それは日本経済の研究である」となります。
I.Iさんは分構造を分析して「冠詞の次にあるからこのstudyは動詞ではなく名詞のはずだ」と考えなければならないところを、「studyは動詞で習ったから動詞だ」と知っている知識、覚えている知識に頼りすぎているところがありました。
入塾当初に文法の授業をしていたときに感じた丸暗記しているのではという不安はここで的中してしまいました。しかし、文法はしっかり覚えていますし、私が質問すれば文構造を正しく答えられていました。つまり、分構造がわかっていないのではなく、【まずは自分で考えてみてから、覚えている知識を使う】という習慣がなかっただけでした。
そこからは「まずは自分で考えてみる」という習慣をつけてもらうために問題に出てきた少し難しい文章をどんどんI.Iさんに質問して品詞分解してもらいました。質問するときにも「覚えているかどうか」を確かめる質問ではなく、「なぜそういう品詞分解になるのか」という点を深く追求することを心がけました。「覚えているから」「そう習ったから」ではなく、自分の答えに論理的な根拠を持つよう口酸っぱく指導しました。
しつこく指導した甲斐あって、段々と私が質問する前に論理的な根拠を明らかにしながら文章を品詞分解できるようになっていきました。
最終的な偏差値は65~68のぎりぎり70に届かないレベルとなりましたが、以前にこの偏差値を取った時と比べて単語の選択問題、穴埋め問題で、例えば「ここはto不定詞の名詞的用法で、ここは接続詞節の形容詞的用法だからxxxという訳になります。」というように【なぜ自分はこの選択肢を選んだのか】と明確な文法的根拠とともに答えられるようになっていました。
私の塾講師経験から考えても、そして私の学生時代から考えても、今のI.Iさんの英語読解力は異常なまでに高いです。とても中学生とは思えないレベルにまで成長しました。正直高校時代の私よりも確実に英語力があります。
私の学生時代の記憶では、中学生・高校生で英文を単語の訳から推測するのではなく、「ここはto不定詞の名詞的用法で、ここは接続詞節の形容詞的用法だからxxxという訳になります。」と答えられる人は一人もいませんでした。
この、英語を品詞分解しながら構造を分析して読む技術は、英文を読む基本的かつ万能な方法なので高校受験だけではなく、大学受験、そして社会に出てからも使えます。I.Iさんは15歳にして私が20歳過ぎになってやっと身に着けたのと同じレベルの英文読解力を持っています。これは凄まじいアドバンテージとなるでしょう。
また、私の英語指導を通じて身につけた論理的に考える力は人生を通してずっと役に立ちます。この先の勉強だけではなく、これからの人生をどのように生きるかを決める上で大きく役立つでしょう。
I.Iさんは本当に素直で、教えたことを一生懸命身につけようと努力する真面目な子です。この先悩んだり、辛いことも多く起こると思いますが、必ず乗り越えられると思います。なにか困ったことがあったら気軽に相談に来てくださいね。
I.Iさんのお母様のアンケート
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続いてI.Iさんのお母様からもアンケートを頂いているので見ていきましょう!
- 質問1:西原塾をどこで知りましたか?
- インターネット検索
- 質問2:他の学習塾と比べた場合、西原塾の料金はどの程度高いと感じますか?または安いと感じますか?
- 同じくらい
- 質問3:他の学習塾の提供する授業・進路指導と比べた場合、西原塾の質はどの程度優れていると感じますか?または劣っていると感じますか?
- 極めて優れている
- 質問4:何が決め手となって西原塾を利用しましたか?
- 英文が読めるようになること
- 質問5:西原塾へ来る前はどんなことに悩んでいましたか?
- 英語が苦手なこと
- 質問6:西原塾の授業、進路指導はいかがでしたか?
- 英文読解と英作文を中心とした授業がよかったです。
- 質問7:最後に、塾長:西原陽介へ一言お願いいたします。
- 親身にご指導いただきありがとうございます。
英文が読めるようになり、西原塾で学んだことを活かしてがんばってくれることと思います。
西原塾塾長:西原陽介からのコメント
I.Iさんのお母様、アンケートありがとうございます。
まずは10ヶ月間、お嬢様を私に任せてくださってありがとうございました。
大手の学習塾ではなく、それも一般の一軒家の一室で開いている若い講師を信用してくださり、本当にありがとうございました。
上のコメントにも書きましたが、お嬢様は中学生とは思えない高いレベルの英語力を身につけました。私の高校時代よりも明らかに上です。
単語や熟語などまだまだ覚えなければならないものは今後もたくさん出てきますが、基本的に英文の読み方がわからなくなることは無いと思います。単語さえ知っていればセンター試験の英文でさえ読めるはずです。
あとはこのまま多くの英文を読んでいけば必ず今の私と同じレベルで英文を読み書きできるようになります。日常生活でも買い物などで不自由なく使えるようになるでしょう。
中学生でここまでのレベルに到達している子はほとんどいません。お嬢様がここまでの能力を身に着けたのはお母様が私に預けてくださったからです。本当にありがとうございました。今後も何か問題が起きましたらお気軽にご連絡ください。